和菓子プレゼンテーションと日本茶に驚かされた

さて、北海道の友人との東京食べ歩き。

人形町「天ぷら 中山」の黒天丼に続いて向かったのは、日本橋にあるコレド室町。

次のお目当ては「京菓匠 鶴屋吉信」である。

鶴屋吉信は「つばらつばら」がいろいろな媒体で「ベストてみやげ」に選ばれたりして、最近はデパ地下でわりと目にすることが多い和菓子店である。

が、本年3月にオープンしたコレド室町3に入っている鶴屋吉信はちょっと趣向が凝らされていて、店内に「菓遊茶屋」というイートインスペースがあるのだ。

まあ、イートインスペースがあるだけでは昨今では珍しくも何ともない。

趣向というのは、このコレド室町店には通常のテーブル席とは別にカウンター席があって、その席では和菓子職人が目の前で作ってくれた作りたての和菓子をお抹茶でいただくことができるのである。

ぼくたちが行ったときにはカウンター席は埋まっていた。どうやら人気があるらしい。

順番を待っていると、15分くらいで名前を呼ばれる。

席に着くと、カウンターの中の職人さんが3つの和菓子の中からどれにするかを訊いてくる。

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選べたのは上の「秋万華」「霜の朝」、そして栗の形をしたお菓子。

ぼくはその栗のかたちをしたお菓子を、友人は「秋万華」をチョイスした。

さっそく職人さんが和菓子を作り出す。

蒸籠のような形をした器具で餡を裏ごししたり、竹箸のようなものでかたちを整えたり。

あまりに手際が素晴らしいので、写真を撮らせてもらった。

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まるく作ったこしあんを、きゅっと指先で握って栗のかたちに整えている。なかには栗あんが入っている。

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こちらは「秋万華」。細くミンチ状(ってなんかきれいな表現じゃないよな)にした餡をまるく整えて、

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紅葉を見立てた赤と黄色のあんで盛っていく。

とても素晴らしいプレゼンテーションであった。

で、完成した和菓子がこちらだ。

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栗はちゃんと2色に色分けされている。

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こちらはとても華やかだ。伊参で見た紅葉を思い出すなあ。

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できあがったお菓子は抹茶と共にいただく。

で、お菓子はもちろん美味しかったのだが、この抹茶にもびっくりした!

中学校時代の修学旅行の青蓮院のお抹茶から、ジュネーヴで自分たちで点てたお抹茶まで、いままで何杯ものお抹茶を飲んできたが、このとき鶴屋吉信で飲んだお抹茶が人生で一番おいしかったのだ。

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参考画像。これがジュネーヴで自分たちで点てた抹茶ね。

見れば分かるけど、もう泡のきめのクリーミーさが段違い。

これを飲んだら、認識を新たにしないといけないと思った。

本当においしい抹茶は、クレマの豊かな日本のエスプレッソである。

 

……でだ。

すべてをいただいた後、もう一度驚かされることになる。

お菓子を食べ終わって、抹茶も飲み終わって、最後に口直しに出てきた「京番茶」。

この京番茶がまるで燻製料理のようにスモーキーで香ばしく、甘い和菓子とクリーミーな抹茶の余韻が残る口の中をさっぱりさせてくれるのだ。

京都は何度も行ってるけど、もしかしたら宇治茶ばかり飲んでいて、こういう普段使いの番茶は意外と飲んでこなかったのかもしれないなあ。

お菓子とお茶の組み合わせの妙にやられっぱなしとなったひとときであった。


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