ジュークボックスと棺桶

東京藝術大学陳列館で開催されている《Robert Frank: Books and Films, 1947-2016》を観てきた。

この展覧会では、ロバート・フランクの駆け出しの頃の写真から、出世作《The Americans》を始めとする、彼がこれまで手がけてきたSTEIDL社の写真集を一覧的に眺めることができる。

プリントだけでなく、ロバートが出版社に送った指示書や、ダミーブックまで展示されていて、だいぶ力の入った展覧会だ。

なかでも貴重だと思ったのは、彼が写真制作を中断していた時代に撮った映像作品の数々。ビートニクの同志たちがスクリーンで躍動するさまは、とても興味深かった。

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とても良い展示だった。

それにしても……とぼくは思う。ロバート・フランクにしろ、昨日観たボルタンスキーにしろ、何かを良い方向に導こうとする人たちの努力がむなしく響く、こんなクソ溜めみたいな世界から、どのようにして希望を見いだしているのだろう?

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